Babauoù in Private Notes

アマチュア音楽ユニット、Babauoùに所属するKunio (Josh) Yoshikawaの雑記帳です。 我々のFacebook "Babauoù Book”にもどうぞお越しください。

英仏国旗


今日は、BBSで少し話題になっていた私たちのサイトカラーの話です。


もともと、ややブリティッシュなイメージ、という意識で英国国旗の色をピックアップしたつもりだったのですが、結果として、下地の白を含めた「三色」の印象になりました。
まさにフランス国旗のイメージですが、私たちのサイトが特別に「自由・平等・博愛」を謳っているというわけではありません……。
でも、よく考えてみれば、若い文化であるロックがめざしたものと思想的に相通ずるところがなくもないですね。


もともと、国旗の習慣というのは十字軍遠征の軍旗が発端になっているようで、それ故に十字架をベースにしたデザインのものが多いのだそうです。スイスなどはほとんどその時のままとか。その点でフランス国旗「トリコロール」はやはり革命的で、ヨーロッパで初めて十字架のイメージを排除した国旗となったようです。18世紀フランス革命バスティーユ陥落翌日、国民軍司令官のラ・ファイエットがパリ市の色である赤と青の間にブルボン家の色である白をはさんだデザインを国民軍の帽章に採用したのがその始まり。この三色旗のインパクトは世界的にも強く、ベルギーやイタリアの国旗制定には大きな影響を与えました。


英国国旗も「3」に深い関わりがあります。
白地に赤十字イングランド旗、青地に白のX型十字のスコットランド旗、そして白地に赤のX十字のアイルランド旗。この三つを全部重ねて英国国旗ユニオン・ジャックができました。サッカー・ファンのみなさんには常識なのかもしれませんね。


英国国旗もフランス国旗も、それぞれ異なるもののミクスチャーである、というところがとても気に入ってます。政治的な意味では必ずしも良いことばかりではありませんが、文化的には異なるものが刺激しあい、融合することによって新たに魅力的なものが生まれることがとても多いと思います。「Songs of Rock Era」で触れているロックの歴史の流れも典型的なもののひとつですね。その点では結果として自分たちの思いにフィットする色をサイトカラーに選んだということなのかもしれません。


考えてみれば米国国旗もこの三色ですね。
(JOSH)