Babauoù in Private Notes

アマチュア音楽ユニット、Babauoùに所属するKunio (Josh) Yoshikawaの雑記帳です。 我々のFacebook "Babauoù Book”にもどうぞお越しください。

9月9日に思うこと〜Beatles, Babaouo, L freaks


今、目の前にさっきAmazonから届いた(何故か佐川急便とペリカン便からひとつずつ届きました)二つのCDボックスセットがあります。
The Beatlesのステレオボックスとモノボックス。
今日は久しぶりに平日の休みを取って、朝からBabaouoのミックスダウンとサイトの作業をし、今ようやくひと息ついてボックスを眺めています。
どっちから聴けばいいでしょう。やっぱりモノボックスかな。でも、初めて耳にする初期盤のきちんとしたステレオバージョンかな。


(時間経過)× × ×


結局、両方交互に聴いてます……。


聴いていてしみじみ思うこと。
思えば、私は、彼らによって自分の音楽との関わりを決めました。
歌も楽器もちっとも上手ではない私ですが、音楽を聴くのは子供の頃からとっても好きで、音を出すものにも興味はつきなくて、才能がないなりにいろんな楽器に触れて楽しんでいました。


そんな私がビートルズから受け取ったたくさんのメッセージのうちの二つ。
・卓抜した演奏技術がなくても音楽をプレイすることを楽しんでもいい。
・作曲技術を基礎から学んでいなくても、心から湧いてくる音をオリジナル曲にしてもいい。


それが私を30周年を超えて今も続くBabaouoのバンド活動に導きました。
今になってみれば、その理解が必ずしも正しかったとは言えないのですが、つまずいたり転んだりしながらも、何故か音楽センスも技術も並はずれた友人たちとの出会いに恵まれ、支えられて、曲を書き、詞を書き、演奏し、歌い、ミックスし、時には変な実験もやって、ずぶの素人なりの方法でビートルズを追いかけてきました。相変わらず思うように曲が書けず、思うように演奏できない自分に腹が立つ日々ですが、それを超えて楽しいと思える豊かな心の財産をくれたビートルズには心から感謝しています。


そんなビートルズファンの素人バンドマンにとって、ビートルズがデジタル時代に合わせて完全にリセットされる今日はなんとなく特別な再出発の日。
本当はとっくの昔に仕上げていなくてはならなかったBabaouo3枚目のオリジナルアルバム「L freaks」は、まだあと一歩というところですが、今日の時点でひとつの節目を作ろうと、ここまでの成果をまとめたページを作りました。


Babaouo New Album “L freaks” Special Preview
http://web.me.com/yoshikawa_k/Babaouo_Portfolio/Albums/エントリー/2009/9/9_L_freaks.html
(※URLに日本語が含まれているので途中で自動リンクが切れています。一行全部コピペしてください。
 この現象、改善していただけると嬉しいです→はてなダイアリー様)


本家サイトポートフォリオからも入れます。
完成品もデモ音源も取り混ぜて、今回のアルバムに収録予定で作業中の曲をアルバムの形でご紹介しています。
11月のライブで演奏する予定の曲も結構ありますので是非聴いてみてください。
未完成音源がまだ多いのがフクザツなところですが、これから完成音源に変わっていくプロセスも含めて、音楽工房「Babaouo Studio」のアルバム版という感じで楽しんでいただけたらと思います。


ポートフォリオトップの「今日の1曲」もアルバム収録曲第三弾「Inside Out」に変わっています。Babaouoとしては珍しくミドルテンポのファンクテイストが入った曲です。


一方、ビートルズについては、今日をきっかけに二種類のエントリーを始めてみたいと思います。


一つはビートルズ解散後のソロ曲のおすすめ。
解散と同時にビートルズを認識した1962年生まれの私にとっては70年代以降の元ビートルたちの活動も、決して無視できない重要な音楽体験でした。ソロの時代にも解散さえしなければビートルズナンバーになっていたはずの曲がたくさんあります。
今回の再発できっとビートルズを好きになってくれる新しいファンの方たちに楽しんでもらいたい4人のソロ時代の曲を時代に合わせて自分なりに選んで「もしビートルズが解散しなかったら」という仮定でアルバム形式で選曲していってみようと思います。


もうひとつは、ビートルズのカバー曲セレクション。
すべてが名曲と言っていいビートルズのレパートリーですから、各ジャンルのアーティストが星の数ほどのカバーを発表しています。
ふと思い立って、自分の身の回りで簡単に見つけられる範囲でビートルズ曲のカバーバージョンを集めてみたら、なんと現役時代に発表された曲のうち、カバーが見つからなかったのは、今のところ1曲だけ(!)です。その結果にはちょっと驚きましたが、知らなかった面白いカバーもたくさん見つけました。
これも、ビートルズのアルバムの構成に合わせて順番にご紹介していこうと思います。


この10年、個人的にはなかなか厳しい時期もありましたが、音楽をあきらめずに続けてきてよかったと心から思います。
ありがとう、ビートルズ
ありがとう、ビートルズを通じて知り合った大切な人たち。