Babauoù in Private Notes

アマチュア音楽ユニット、Babauoùに所属するKunio (Josh) Yoshikawaの雑記帳です。 我々のFacebook "Babauoù Book”にもどうぞお越しください。

Un-Beatles 2 "With The Beatles"


ビートルズ以外のアーティストで聴く、ビートルズアルバム特集。
第二弾"With The Beatles"です。


WITH THE BEATLES

WITH THE BEATLES


1. It Won't Be Long / Evan Rachel Wood
2. All I've Got to Do / Toxic Audio
3. All My Loving / 中島啓江
4. Don't Bother Me / Eytan Mirsky
5. Little Child / Bad Boys
6. Till There Was You / Peggy Lee
7. Please Mr. Postman / Carpenters


8. Roll over Beethoven / Electric Light Orchestra
9. Hold Me Tight / Evan Rachel Wood
10. You've Really Got a Hold on Me / Smokey Robinson & The Miracles
11. I Wanna Be Your Man / The Rolling Stones
12. Devil in His Heart / Donays
13. Not a Second Time / Pretenders
14. Money / Barrett Strong


今回はちと無名の人が多めです。1,9は映画「アクロス・ザ・ユニバース」から。
2のトキシック・オーディオはアメリカの5人組アカペラ・グループ。ゴスペルっぽい解釈でこれはなかなかカッコイイです。
4の人は全然知りません(^^;。「シークレット・エージェント・マン」みたいなノリのカバーで結構楽しくてなるほどと思いました。
日本のビートルズコピーバンドの草分け、Bad Boysもついに登場です。


今回の注目曲はやはりストーンズ唯一のレノン&マッカートニーレパートリー"I Wanna Be Your Man"でしょうか。
個人的には弾んだ演奏のビートルズバージョンが好みですが、あのシンプルなリフレインは泥臭いストーンズバージョンでこそ魅力的だという人がいるのもわかります。
カーペンターズの「プリーズ・ミスター・ポストマン」は全米ナンバー1ヒット。ビートルズよりテンポが速くてカントリーフレイバーが強くて雰囲気も軽いのですが、全然違うようで、よく聴き込むとリチャードがかなりビートルズバージョンを研究した形跡が見られます。
ELOの「ロール・オーバー・ベートーベン」は「運命」を引用してしまうベタな解釈で、今聴くとちょっと気恥ずかしい感じですが、それもまたジェフ・リンらしいマニアックなこだわりかもしれません。
プリテンダーズの「ノット・ア・セカンド・タイム」は今回初めて知りました。ダルなボーカルラインがクリッシーに合ってる感じです。ただ、ピアノソロがまんまコピーです……またどうして……。
中島啓江さんの「オール・マイ・ラヴィング」はジャズファンクっぽいサウンドで意表を突かれましたが、どんなサウンドに乗せても崩れない原曲の強靱さを感じました。
原曲系では、ペギー・リーとスモーキー・ロビンソンのカバーが同居しているのが、やっぱりビートルズの振れ幅の広さを象徴していますね。
今回もアーティストの幅が広くて楽しめました。