Babauoù in Private Notes

アマチュア音楽ユニット、Babauoùに所属するKunio (Josh) Yoshikawaの雑記帳です。 我々のFacebook "Babauoù Book”にもどうぞお越しください。

Un-Beatles 4 "A Hard Day's Night


ビートルズ以外のアーティストで聴く、ビートルズアルバム特集。
第四弾"A Hard Day's Night"です。


ハード・デイズ・ナイト

ハード・デイズ・ナイト


1. A Hard Day's Night / Goldie Hawn with George Martin
2. I Should have known better / Dino El Kings
3. If I Fell / Essentials
4. I'm Happy Just to Dance with You / Anne Murray
5. And I Love Her / HIS(細野晴臣忌野清志郎坂本冬美
6. Tell Me Why / The Beach Boys
7. Can't Buy Me Love / Ella Fitzgerald


8. Anytime At All / Nils Lofgren
9. I'll Cry Instead / Billy Joel
10. Things We Said Today / Cliff Richard
11. When I Get Home / The Two of Us
12. You Can't Do That / Nilsson
13. I'll Be Back / Roger Nichols & The Small Circle of Friends


今回はビッグ・ネームがずらりと並びました。
ゴールディ・ホーンの「ハード・デイズ・ナイト」は彼女の歌のうまさもさることながら、ジョージ・マーティン自身がたくさんのカバーがあるこの曲に新しい解釈を呈示して見せたのが驚きでした。「エニータイム・アット・オール」のニルス・ロフグレンは第一期リンゴ・スター・オールスターバンドのギタリストでしたね。エラ・フィッツジェラルドの「キャント・バイ・ミー・ラヴ」は貫禄の演奏。完全にジャズ・ボーカルのスタンダードナンバーと化しています。ニルソンの「ユー・キャント・ドゥー・ザット」はビートルズの曲を10曲以上織り込んで見せたユニークなデビューヒット。ジョンがこれを聴いて感激してニルソンに電話をし、彼らの友情が始まったというエピソードは有名です。


今回新しく発見したのはアン・マレーの「夢みるダンス」。ダンスはダンスでもチーク・ダンスの曲になっちゃっています。そして、これが意外にフィットしていました。この曲は普通にカバーすると思い切りオールディーズな感じになってしまうと思いますが、見事にアダルトでソフトなコンテンポラリー・ソングに再構築していました。


このアルバムのカバーは本当にビッグ・ネームが多くて、上記のリストにもれたものを少しだけ紹介すると、「ハード・デイズ・ナイト」はシュープリームスピーター・セラーズクインシー・ジョーンズビリー・ジョエルスモーキー・ロビンソンの「アンド・アイ・ラヴ・ハー」、ジョー・コッカーの「ぼくが泣く」もありました。