Babauoù in Private Notes

アマチュア音楽ユニット、Babauoùに所属するKunio (Josh) Yoshikawaの雑記帳です。 我々のFacebook "Babauoù Book”にもどうぞお越しください。

舞台

2023年ロンドン旅行記【Stage, Event & Exhibition】その5 - "Paul McCartney : Eyes of the Storm", "Tina: The Tina Turner Musical",

7月15日(土) E5 National Portrait Gallery - Paul McCartney : Eyes of the Storm 英国肖像画美術館 特別展:ポール・マッカートニー:Eyes of the Storm 2回目の鑑賞。今度は十分時間を取って行ったので、オーディオ・コメンタリーもゆっくり聴きながら見…

2023年ロンドン旅行記【Stage, Event & Exhibition】その4 - London Transport Museum, " The Comedy of Errors", "Les Misérables"

7月14日(金) E4 London Transport Museum ロンドン交通博物館 コヴェント・ガーデンの一角にある交通博物館。馬車の時代から始まって最先端の鉄道設備までの進化の歴史をたどる博物館です。実際に乗れる歴代の客車などもあって、世界中の子供たち大喜びの…

2023年ロンドン旅行記【Stage, Event & Exhibition】その3 - "Robin Hood", "SIX"

7月13日(木) S3 Robin Hood : The Legend, Re-written. Regent’s Park Open Air Theatre 「ロビン・フッド」(2回目:昼公演) 今度こそ正真正銘14:45のマチネ。何度見ても面白い。昨晩はちょっと雨も降ったりして凍えるほど寒かったのですが、今日の昼公演…

2023年ロンドン旅行記【Stage, Event & Exhibition】その2 - Madame Tussauds, Regent's Park, Händel Hendrix House, "Robin Hood : The Legend, Re-written."

7月12日(水) E2 Madame Tussauds マダム・タッソー蝋人形館 その再現技術の素晴らしさで世界的に知られる蝋人形館。ビートルズの名盤「サージェント・ぺパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のアルバムジャケットでミリタリー・ルックを着ている本物の4人…

2023年ロンドン旅行記【Stage, Event & Exhibition】その1 - "Paul McCartney - Eyes of the Storm", " Crazy for You"

ロンドン旅行計画のねらいと経緯 もう4年前のことになってしまいますが、2020年8月末に35年間勤めた職場を満58歳で定年退職しました。自分のバンドBabauoùの集大成ライブを報告した前回の記事からちょうど半年後のことです。私の職場では57歳〜60歳を「定年…

「王様と私」渡辺謙 as The King

ブロードウェイで、短期のイベントではなく、通常のロングランのプログラムで日本人俳優が主役を張る。渡辺謙さんがブロードウェイのリンカーン・センターの劇場で「王様と私」のキングを演じることになったというニュースを聞いて、とても驚くと同時に嬉し…

「おのれナポレオン」と伝説の誕生

池袋の東京芸術劇場で、三谷幸喜作・演出「おのれナポレオン」を観てきました。 ニュースになっていましたが、天海祐希さんが病気降板し、宮沢りえさんが最終4公演で代役をつとめた舞台の千秋楽です。 丸二日だけの稽古で本番に臨んだ宮沢さんの芝居は、ナポ…

レイン〜ビートルズに捧ぐ

ビートルズの4人を演じるバンドがデビューから解散まで編年体でライブ演奏し、彼らが駆け抜けた8年間の世相を背景の映像でなぞりながら60年代を追体験するという趣向の舞台です。 見所は4人のライブ演奏のそっくりぶりと、彼らの音楽を使って60年代と…

朗読劇・朗読執事『刺青』

一人芝居の活動を続ける友人の役者の朗読劇を見に行ってきました。 朗読劇・朗読執事 〜執事がお読みする本・『刺青』谷崎潤一郎・作 場所は阿佐ヶ谷の駅のそば「ひねもすのたり」。普段は陶器の展示などをしているカフェなのだそうです。陶器と古い調度品が…

「国民の映画」by 三谷幸喜

渋谷パルコ劇場の千秋楽を観てきました。 1941年のドイツ・ベルリン。ヒトラー内閣の宣伝大臣ゲッベルスは女流映画監督レニ・リーフェンシュタール、俳優のエミール・ヤニングス等、ドイツを代表する映画人たちをホーム・パーティーに招いた。ナチによる焚書…

「夏への扉」キャラメルボックス

時間ものSFの金字塔「夏への扉」。 SF界の偉人の一人、ロバート・ハインラインの作品の中でもひときわロマンチックな魅力にあふれた小説です。SF小説のオールタイムベストの投票を行うと大抵一位になっているように思います。コールド・スリープとタイム・マ…

「K2」by Patrick Meyers

標高8611m。世界第二の高峰「K2」登頂を果たした物理学者ハロルド(堤真一)と地方検事補テイラー(草なぎ剛)は下山途中に遭難。氷壁のレッジ(岩棚)で身動きがとれなくなる。ハロルドは足を骨折。テイラーも肩を傷めたらしい。寝袋もテントもない状態で…

二つの「ラヴ・レターズ」@パルコ劇場

「ラヴ・レターズ」は、男女の役者がテーブルをはさんで観客向きに椅子に座り、台本を手にして朗読する、というスタイルのお芝居です。 幼馴染のメリッサの誕生祝いに呼んでもらったアンディ少年が、メリッサの母に宛てて書いたお礼の手紙から始まり、子ども…

「ベンガルの虎」新宿梁山泊@花園神社

恥ずかしながら初テント体験でした。 世代的に状況劇場の全盛期にはちょっと遅れていたせいもありますが、学生時代は舞台よりも映像に関心が深かったこともあり、東京に住んでいたにも関わらずついに経験しないままでした。唐十郎さんの脚本には、後にテレビ…

「ジャージー・ボーイズ」@オーガスト・ウィルソン・シアター

様々な事情で突然3泊することになったニューヨーク。 2009年11月17日。最終日の夜は、オーガスト・ウィルソン・シアターの「ジャージー・ボーイズ」を観ました。 2006年度のトニー賞受賞作品。 基本はフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズの伝記です…

オペラ座の怪人@マジェスティック・シアター

ロングラン21年目。 ……凄すぎます。 高校生の頃に映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」に出会ったのが、私のアンドリュー・ロイド・ウェバー体験の始まり。それ以来大好きなコンポーザーの一人です。今回初ブロードウェイ体験だったので、何を観…

「Talk like Singing」三谷幸喜のオフ・ブロードウェイ・ミュージカル@NYU

精神医学者ダイソン博士(川平慈英)が国際心理学学会で発表したのは、歌と踊りでしか自分を表現できない不思議な青年の記録だった……。 ターロウ(香取慎吾)は生まれつきメロディに乗せてしか話すことができない。学校での自己紹介でも、クラブ活動のバスケ…

「ジャージー・ボーイズ」@オーガスト・ウィルソン・シアター

様々な事情で突然3泊することになったニューヨーク。 最終日の夜は、オーガスト・ウィルソン・シアターの「ジャージー・ボーイズ」を観ました。 2006年度のトニー賞受賞作品。 基本はフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズの伝記です。彼らは何曲も全…

オペラ座の怪人@マジェスティック・シアター

ロングラン21年目。 ……凄すぎます。 高校生の頃に映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」に出会ったのが、私のアンドリュー・ロイド・ウェバー体験の始まり。それ以来大好きなコンポーザーの一人です。今回初ブロードウェイ体験だったので、何を観…

「Talk like Singing」三谷幸喜のオフ・ブロードウェイ・ミュージカル@NYU

精神医学者ダイソン博士(川平慈英)が国際心理学学会で発表したのは、歌と踊りでしか自分を表現できない不思議な青年の記録だった……。 ターロウ(香取慎吾)は生まれつきメロディに乗せてしか話すことができない。学校での自己紹介でも、クラブ活動のバスケ…

井上ひさし・「組曲虐殺」

小林多喜二が特高につけ狙われ、拷問されて虐殺されるまでを描いた、笑いたっぷりの音楽劇……。 一行で書くとこうなります。 とても成立するとは思えないものが完璧に成立していました。 多喜二の生涯を茶化しているのではありません。 登場人物は多喜二、多…

柳家小三治の落語 (Satoru)

今朝、録画してあったNHKのプロフェッショナル仕事の流儀を見ました。 彼は70近い高齢でリウマチも患ってるなか、今も頑張っています 話は、真夏の昼間に池袋で行われた連続公演の密着取材をベースに進んでいきます。 周りの人はもっと楽すればいいのにと…

シルヴィ・ギエムのボレロ / ベジャール・ガラ

五反田ゆうぽうとホールで、東京バレエ団主催の「ベジャール・ガラ」を観てきました。 主目的はシルヴィ・ギエムが踊るラヴェルのボレロを観ること。 ギエムは100年に1人とも言われる史上最高のバレエ・ダンサーの一人です。ただし、彼女には「バレリー…

「ドロウジー・シャペロン」の幸福

日生劇場で上演中の宮本亜門演出のミュージカル「ドロウジー・シャペロン」。 予想外に、と言っては失礼ですが、とても良かったです。 藤原紀香のミュージカル初主演のことばかりクローズアップされていた感がありますが、本当のポイントはそこではありませ…

表裏源内蛙合戦

脚本:井上ひさし 演出:蜷川幸雄 出演:上川隆也、勝村政信、高岡早紀ほか シアター・コクーン 20分の休憩が真ん中にあるけれど、そこまでが2時間15分……。 正味4時間の舞台でした。 でも、面白かった。飽きずに最後まで観られました。 平賀源内の表人…

血の婚礼

幸せそうだった花嫁が婚礼の日にかつての恋人と逃げてしまう。 恋人は、花婿の兄と父を殺した男の血筋だった。 花婿は二人を追い、やがて追いつめ、ナイフを手にする……。 「破調」がキーでした。 スペインの詩人・劇作家ガルシア・ロルカの原作を 白井晃さん…

コンフィダント・絆 by 三谷幸喜

三谷さんの全ての手口がもったいない程にちりばめられて、それが全て完璧にかみ合っている。 そういう舞台でした。 個人的には今まで観た彼の舞台ではいちばん好きかもしれません。 スーラ、ゴッホ、ゴーギャン、シュフネッケル。 全然売れていない4人の画…

Slapsticks

渋谷のパルコ劇場で上演している「SLAPSTICKS」を見ました。 作・演出がケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演はオダギリ・ジョー、ともさかりえ、古田新太 他 ひとりの伝説の映画俳優の物語です。 舞台は1940年のアメリカから始まり、さらにその18年前の…